新鮮な野菜こそが、健康にとって不可欠です。
これを豊富に摂る事で、病気知らずで元気に過ごせます。
これからの季節はせっかく買った野菜も保存方法によって傷みやすくなったり、食べられなくなる事もありますので、おいしく長く保存出来る方法を説明します。
●長くおいしく保存する方法は、「育てられている時となるべく同じ状態で保存する。」です。
暑い時は冷蔵庫に入れておけば長く保てると思うかも知れませんが、野菜にとっては冷蔵庫では温度が低すぎて、早く傷んでしまうおそれがあります。
じゃがいもやさつまいもなどの芋類、玉ねぎ、にんにく、ゴボウなどは常温保存するのが基本です。
●エチレンガスを多く出す野菜に注意
野菜は収穫後も呼吸を続けます。そしてエチレンガスを発生します。
エチレンガスは野菜を熟成させる働きがあり、ガスを発生させる野菜だけでなく、一緒に保存している野菜も劣化させてしまいます。
特にリンゴやもも、アボガドやブロッコリーなどは発生量が多いです。
冷蔵庫の中ではポリ袋に入れておきましょう。
●冷蔵庫保存は新聞紙とポリ袋を使う。
野菜を冷蔵庫で保存する時、特に注意したいのは水の蒸発です。乾燥の苦手な野菜は、濡れた新聞紙でくるんでポリ袋に入れると鮮度が保たれます。
●成長点のある野菜はカットする。
野菜には成長点があり、収穫後もそこから伸びようという力が働く一方で、成長する事で食物としての野菜は鮮度を失っていきます。
例えば大根であれば葉の根本の部分は切り離して別に保存します。
●トマト、ナス、キュウリの保存方法
ポリ袋に入れて野菜室で保存。保存温度が低過ぎると傷みやすいので、必ず野菜室へ。キュウリはヘタを上にして立てて保存するのがベター。
●レタス、キャベツの保存方法
レタスやキャベツは濡らした新聞紙でつつみ、ポリ袋に入れます。
●ホウレンソウや小松菜の保存方法
濡らした新聞紙で包み、ポリ袋に入れて野菜室で保管。
●じゃがいも、玉ねぎの保存方法
じゃがいもや玉ねぎは風通しが良く、涼しく日が当たらない場所で保管します。
冷蔵庫には入れません。じゃがいもやさつまいもは芽が出てしまうので、必ず日が当たらない場所で。
ちょっとした工夫で、夏野菜も新鮮なままで摂る事が出来、皆さんの身体の健康に必ず役立ててくれるでしょう。