ご飯やパン、パスタやうどんなどの炭水化物を食べないダイエットが非常に流行っています。
確かにエネルギーである炭水化物を少なくすると摂取カロリーも落とせると共に脂肪をエネルギーに
変える働きが高まり痩せやすくなるでしょう。
しかし炭水化物をカットすると残りはタンパク質と脂肪だけになり1食当たりのタンパク質の量が増
えてしまい肉食が中心になってしまいます。
ある指標があり、1960年から2011年までに50年間の死亡率を見ると大腸がんで亡くなった
人が男性が人口10万人中5人から40人と8倍、女性も5人から30人と6倍に増えています。
この背景には肉類の消費量が大幅に増えている事が一つの要因となっています。
1960年では1人当たりの肉の消費量が5.1Kgから2011年で約30Kg食べているので
約6倍に増えた事になります。
肉にはタンパク質や脂肪が豊富に含まれており、バランス良く食べれば問題はありませんが、肉食
ばかりの食生活が続けば飽和脂肪酸を大量にため込むことになり、腸内環境に悪影響を与えてしまい
ます。
伝統的な日本食は、玄米や麦飯に魚などを主菜に根菜などの野菜や海藻を副菜にした食物繊維たっ
ぷりの食事でした。又、日本には納豆や漬物、味噌などの健康に良い醗酵食品が沢山ありますので
腸内での善玉菌を増やす事も大切です。
肉食の偏りにならない様に気をつけましょう。
低炭水化物食で注意すること