毎日の健康維持の為には良い食生活はかかせません。
調味料として普段使っているお酢の効果はご存知でしょうか?
世界最古と言われる程に酢の起源は古く、日本では何と飛鳥時代にはお酢が作られていたと聞きます。
実はお酢は発酵食品で、酒から造られています。
具体的には、日本酒やワインなどの酒に酢酸菌を入れて、その作用でアルコールが酢酸発酵することで酢が出来ます。
その為、世界各国に伝統的な酒から造られた酢が存在します。例えば、日本酒なら米酢、ワインはワインビネガー、ビールやウイスキーからはモルトビネガーが作られます。
世界中で昔から酢は重用されてきましたが、それは単なる調味料ではなく、酸味により食欲が増進するほか、疲労回復、殺菌作用などの沢山の効能、機能があるからです。
その為、昔は民間療法において薬の様に使われていた程です。
調理における主な機能
①殺菌作用(酢の成分である酢酸は強い殺菌作用があります。生で食べる寿司はは、この作用を生かした調理法です。)
②消臭作用(強い酸性の酢は、魚や肉の生臭さなどの成分を中和させて、匂いを除去します。)
③減塩効果(塩分を減らすと物足りない味に感じてしまいますが、酢を入れると味全体が引き立ち、満足感が得られます。)
健康に役立つ働き
①疲労回復(筋肉中に乳酸が蓄積される事が疲労の原因ですが、酢酸には乳酸の生成を防ぐ働きがあります。)
②骨粗鬆症予防(酢はカルシウムを効率良く溶出させて腸でのカルシウムの吸収を促進します。
骨の健康に役立ちます。
③肥満予防(実験により酢を一日に大さじ1~2杯のみ続けると、内臓脂肪や中性脂肪が減少する事が分かっています。
④その他(コレステロールの低減、血圧や血糖値の上昇を抑える効果があると言われています。
酢を食材に色々加えて健康作りの友としましょう。
又、フィットタカではトレーニング以外にも、適正な食事のアドバイスやダイエットの工夫について指導していますので、お気軽にご相談ください。