ご自身の平熱はどれくらいかご存知ですか?
健康な人の体温は36~37.1度です。実は今、36度以下という低体温の人が増えて来ています。
体温が下がると免疫力は低下します。それでは仮に1度下がったら、どれ位減るか分かりますか?
何と22~30%近くまで落ちるのです。
体温が下がると血流が悪くなり、免疫力も低下し、体内に菌を発見しても、素早く駆除してくれる
白血球を集めにくくなり、ウイルスや細菌に負けて、病気になり易くなるのです。
実際35度まで落ちると「ガン体質」になり、最もガンになり易くなります。
低体温の原因の90%までは、筋肉量の低下と言われています。現代人は昔と違って、かなりの運動
不足となっています。
運動量の低下に伴い、筋肉量が減少します。筋肉は人体最大の熱生産器官ですので、体温が下がり、
基礎代謝も下がります。
それにより、内臓脂肪が増加してきます。
筋肉量を増やす事はあらゆる病気対策に必要な事です。
体温アップ健康法
1、1日30分は歩く
一番気軽に出来て効果的なのはウオーキングです。人は一日動かないでいると0.5%もの筋肉が
経ると言われています。
筋肉を維持する為、毎日の生活で適度な負荷をかける事が必要なのです。
又、人間の筋肉の6~7割は下半身にあるので「歩く」という事が効率よく筋肉運動となります。
2、入浴
1日1回はお風呂に入って体温を上げましょう。湯船に10分つかれば、体温が1度上がります。
大切なのは毎日続ける事です。シャワーで済ませる方も多いと思いますが、湯船にしましょう。
3、スクワット
2000種類もある筋トレの王者はスクワットです。
引き締まった下半身作り、血行改善には最適です。1日おきでかまいません。15回×3セットを
心がけましょう。
4、温かい飲み物
1日に2~3回は温かい飲み物を飲みましょう。(白湯、お茶、コーヒーなど)
冷たい物は気持ちが良いですが、体温を下げてしまいます。寝る前に白湯を飲むのはお勧めです。
5、GABA(ギャバ)を多く含む食品を摂る
ストレス緩和や体温低下を防ぐ為、(GABA)を多く含む食品を食べましょう。
GABAはストレスの緩和や成長ホルモンの分泌を促す効果もあるので、アンチエイジングの面から
もお勧めです。玄米、カボチャ、ジャガイモ、トマトに多く含まれます。
6、腹巻、カイロ、床暖房、室温を25~28度に保つ
冷えは大敵です。これからの季節、特に身体を冷やさない様に工夫しましょう。
体温を上げるとこんなにも良い効果が!
●基礎代謝が上がり、太りにくい身体に
●ストレスに強く、病気になりにくい身体に
●新陳代謝が上がり、細胞レベルから若々しくアンチエイジングに
●エネルギーを消費しやすい身体になり、内臓脂肪が付きにくくなる
●血行が良くなり、血流量が増えて、細胞に充分な酸素と栄養が送られる
●骨粗しょう症の予防に
●腸のぜん動運動が活発になり、便秘や大腸がんの予防に
●脳の血行が良くなり、記憶力低下や認知症の予防に